Raspberry Pi 5とは:ラズパイ4との違い・スペック比較レビュー

ラズベリーパイ5(Raspberry Pi 5)とは

Raspberry Pi 5

ラズベリーパイ5(Raspberry Pi 5, ラズパイ5)はラズベリーパイ財団が開発・提供する手のひらサイズのコンピューターです。ラズパイシリーズの中では最も最新・高性能な商品です。

基板・部品がむき出しになっていますが、HDMI・USB・有線LAN等が搭載されており、普通のパソコンと同じように動作します(例えば、webサイト閲覧や動画閲覧)。通常のパソコンとしての使用はもちろん、GPIOと呼ばれる端子もあり、電子部品を繋げることで電子工作やプログラミングを行うことが可能です。

インターフェース

ラズベリーパイ5 インターフェース

ラズパイ5はインターフェースが充実しています。

  • microHDポート×2
  • USB2.0ポート×2
  • USB3.0ポート×2
  • 有線LANポート
  • PCIeコネクター
  • カメラ・ディスプレイ用コネクター
  • ファンコネクター
  • GPIOピン

など、パソコン使用や電子工作に必要な端子は取り揃えています。なお、ラズパイ5では3.5mmイヤホンジャックが廃止されています。

Raspberry Pi5の特徴:ラズパイ4との違い

以下はRaspberry Pi 5とPi 4のスペック比較表です。

Raspberry Pi 5Raspberry Pi 4
CPUクアッドコア
2.4GHz
クアッドコア
1.5 GHz → 1.8 GHz
GPUBroadcom VideoCore VII
2コア 800MHz
Broadcom VideoCore V
2コア 500MHz
メモリ1GB
2GB
4GB
8GB
1GB
2GB
4GB
8GB
USBポートUSB2.0×2
USB3.0×2
USB2.0×2
USB3.0×2
PCIePCIe 2.0 1レーンなし
HDMI4K microHDMI×24K microHDMI×2
オーディオジャックなし3.5mm×1
有線LANありあり
Wifiありあり
GPIO40ピン40ピン
推奨電源5A
(25W)
3A
(15W)
給電USB Type-C または GPIOUSB Type-C または GPIO
大きさ85×56×18mm85×56×18mm
重量47g47g

ラズパイ5と4の違いを見ていきましょう。

性能が大幅向上:2倍高速化

Raspberry Pi 5ではSoC(CPU)性能が上がっており、動作が2-3倍高速化しました。

ベンチマークにおいて、ラズパイ5はラズパイ4の2倍以上のスコアを記録しています。以下はRaspberry Pi5と4のSoCおよびCPU・GPU一覧です。

Raspberry Pi 5Raspberry Pi 4
SoCBroadcom BCM2712Broadcom BCM2711
CPUクアッドコア2.4GHz
Arm Cortex-A76
(64ビット)
クアッドコア1.8GHz
Arm Cortex-A72
(64ビット)
GPUVideoCore VII 800MHz
VideoCore VI 500MHz

ラズパイ5にはより新しいSoCが搭載されています。動作周波数が1.8GHzから2.4GHzに向上しており、目に見えて高速化を体感できます。GPU性能もラズパイ5の方が高性能です。

Micro HDMIで2画面4K出力に対応

GPUがVideoCore VIIのおかげで、Raspberry Pi 5は2画面の4K出力に対応しています。Raspberry Pi 5で4Kデュアルモニターを構築することができます。

PCle 2.0コネクタ搭載:NVMe SSD接続可能

Raspberry Pi 5にはPCI-Express 2.0が1ポート、搭載されています。これによりNVMe SSDが接続可能です。

ラズベリーパイ5 NVMe SSD

SSDで大容量かつ高速なストレージを追加したり、OSをSSDから高速起動することもできます。

なお、公式による動作保証はありませんが、PCI-Express 3.0としての設定も可能です。なお、NVMe SSDは通常M.2コネクタを使用するため、PCIeとM.2に変換するHAT(Hardware Attached on Top)や専用のアダプターが必要となります。

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ファンコネクタ搭載

Raspberry Pi 5にはファンコネクタが新たに搭載されました。冷却ファンを搭載することが可能です。

同じ負荷の場合、ラズパイ5の方がラズパイ4よりも発熱が小さいとされています。高負荷の動作には冷却ファンを使用すると良いでしょう。

電源の容量増加

Raspberry Pi 5の推奨電源は「5V・5A(25W)」とラズパイ4の「5V・3A(15W)」から容量増加となりました。いずれもType-C給電です。

ラズパイ4の電源を使いまわすことはできません。なお、ラズパイ5において「5V・3A」の電源を用いると起動時に傾向が表示され、USBポートの電流が600mAに制限され、動作がが不安定化する可能性があります。

RTC内蔵:RTC用バッテリーコネクタが搭載

Raspberry Pi 5にはRTC(real-time clock)が内蔵されています。システムをシャットダウンしても正確な時間を保持し続けることができます。

RTCの保持には電池が必要です。ラズパイ5にはRTC用バッテリーコネクタが搭載されています。バッテリーを接続すればRTCの保持が可能です。

電源ボタンの搭載

Raspberry Pi 5には新たに電源ボタンが搭載されました。

ラズベリーパイ5 電源ボタン

ラズパイ4までは電源ケーブルを引き抜く、もしくは画面操作、コマンドでシャットダウンする必要がありましたが、ラズパイ5ではボタン操作でシャットダウン可能です。

カメラ・ディスプレイコネクタが兼用:デュアルカメラも可能

Raspberry Pi 4ではCSIカメラコネクタとDSIディスプレイコネクタが独立していましたが、Raspberry Pi 5では、MIPI CSI/DSI兼用コネクタが2つ搭載されました。

これまで不可能だったデュアルカメラやデュアルディスプレイといった組み合わせが可能です。なお、2レーンMIPIから4レーンMIPIとなったため、より高速な通信が可能です。

USB3.0が高速化

Raspberry Pi 5では2つのUSB 3.0ポートを同時に使用しても、高速なデータ転送が可能です。

Raspberry Pi 4では、1つの5Gbps USBコントローラが2つのUSB 3.0ポートで共有されており、2ポート同時使用するとデータ転送速度が低下していました。Raspberry Pi 5では、それぞれのUSB 3.0ポートに独立した5GbpsのUSBコントローラが搭載され、2ポートを同時に使用しても、高速なデータ転送が可能です。

3.5mmオーディオジャックが廃止

Raspberry Pi 5では3.5mmオーディオジャック(イヤホンジャック)が廃止となりました。音声出力にはHDMIかUSBオーディオが必要です。

ケース・HATが使い回せない

Raspberry Pi 5と4ではEthernetポートとUSBポートの位置が入れ替わっているためケースが使いまわせません。また、PoE HAT(Hardware Attached on Top)のコネクタ位置も異なるため、HATも使い回せません。

価格が上昇

Raspberry Pi 5は高性能な分、価格が上昇しています。とはいえ、数千円のためラズパイ5の方がコスパは良いでしょう。

ラズベリーパイ5でできること

Raspberry Pi 5は拡張性が高いため、基本的になんでもできると言えます(PC, 電子工作どちらもできる)。用途例をご紹介します。

デスクトップPC

ラズベリーパイ5 デスクトップPC

ラズベリーパイはOSをインストールしてデスクトップPCとして使用できます。重たいゲームなどは負荷ですが、ブラウジングや動画視聴といったライトユースであれば問題なく動作します。

レトロゲーム

ラズベリーパイ5 レトロゲーム

RetroPieというソフトウェア(オープンソース)を使用すれば、レトロゲームを楽しめます。レトロゲーム風のケースを使用すれば、更に雰囲気が出ます。

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